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父子の夜
第8章 少年、快楽を知る
(舐めたいな……)
自発的に舐めたいと思ったのは初めてだった。
しかしそれは我慢して、最後にグイッとトランクスを引っ張って亀頭に引っ掛けた。
尻は出たままの状態だが、これでよし…と雄平は真っ赤な顔で1人頷く。
電気を消して、鉄平の腕の中に潜ると、ぎゅう…と抱きしめられた。
「ゆう…へい……」
寝言のように呼ばれる名前。
雄平は鉄平の胸に顔を押し付ける。強く強く押し付ける。
「父ちゃん…大好き…大好き…」
眠る鉄平に、今日3度目の愛の告白をぶつける。
雄平は眠りにつくまで呪文のように囁き続けた。