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父子の夜
第9章 求め合う二人
田辺は満面の笑みを鉄平に向けていて、無視して携帯を触る鉄平の視界にも、しっかりとそれが映り込んでいた。
照れて少しだけ赤くなる鉄平。
「雄平君のためにも、早く元気になってやれよ!な!?」
大きなお世話だが、一応頷いて見せた。確かに迷惑にも感じるが心配されるのは有難い事だからだ。
「田辺さん!聞いてくださいよぉ!コイツ、オカマとエッチしたそうっすよ!」
「なにぃ~!!」
何にでも首を突っ込むのが好きな田辺は目の前の長机で盛り上がる話に入っていく。
「オカマじゃないっすよ!ニューハーフっす!」
「オカマじゃん!」
そのニューハーフと関係を持ったという川田の言葉に、その長机を囲む全員がツッコミを入れ、ギャハハと大きな笑い声があがる。
「工事終わった奴?」
「胸以外は未工事っす」
田辺の問いに、おっぱいとチンコが付いている…と答えた川田。
「おえ」「ウギャー」と様々な反応だが、皆、興味津々な様子だ。
「どうだったんよ?」
「良かったっす。締め付けが…なんとも………あ…アレなんすかね、なんか入れた時、彼女すごく感じるトコがあって……」
「前立腺だな。前立腺」
「ゼンリツセン…?」