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父子の夜
第9章 求め合う二人
 
「俺はハゲじゃねー!坊主だ!それに掘られてねぇ!ケツは永遠の処女だ、バカヤロウ!」

鉄平に裸絞めを食らわせ、
「うらッ、うらぁッ」と力を込めながら田辺は笑う。
鉄平も苦しそうな顔で少し笑った。



定時で終業した後、鉄平は事務所の横に設置されたシャワー室に直行する。
同僚達は談笑しながら体を濯ぐ程度だが、鉄平はゴシゴシと熱心に体を洗う。

(今日はもう…我慢できね)

特に念入りにチンコを洗う。
そこへ…、

ジャッ
カーテンが開く音がして鉄平が振り返ると、デカい図体の田辺がズンズンと個室に押し入ってきた。

「田辺先輩、まだ俺入ってますよ」
「うるせー。ここだけ列が詰まってんだ。独占すんな、あほぅ」

田辺はお構い無しにシャワーを浴び始め、フンフン~♪と鼻歌を歌い始めた。ゴリラ面に似合わぬイイ声だ。

「田辺先輩」
「んあ?」

隣で体も頭も石鹸1つで豪快に洗う田辺に鉄平は尋ねてみた。

「そんなの入れて、肛門は無事だったんすか?」

鉄平は顎を刳り、田辺の股間にぶら下がる太マラを見る。
鉄平ほどではないが、田辺もデカい。


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