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父子の夜
第10章 立ち入り禁止
「ああ、気持ちイイよ。雄平」
それを聞くと雄平は安心したように笑って、また顔を鉄平の股間へと落とした。
そして、プニプニした唇が亀頭に吸い付く。
「ソコいいぜ、雄平…」
言葉にした方が伝わりやすい。
雄平が鉄平の性感帯の一つでもある裏筋を舐め始め、ちゃんと伝えてやる。
雄平は鉄平と鉄平のペニスを交互に見つめながら、イイと言われたソコを重点的に舐め続ける。
「……うあッ…やべぇっ!」
イキそうになり、鉄平は腰を引いて逃げた。当然、雄平は『なんで?』という顔つきで見ている。
「今日こそ、ヤりたいんだ…雄平……ダメか?」
『ダメか?』のくだりなど茶番に過ぎない。雄平は『No』とは言わないのだから……。
雄平は予想通り首を横に振る。
「よし。んじゃあ次は父ちゃんが雄平の尻を舐める番だ」
ガバッと勢いよく身を起こし、鉄平は雄平を抱き上げる。そして、そのまま立ち上がって箪笥の上のローションを手に取り、妻の遺影を伏せる。
「父ちゃん…待って…!」
いきなり白ブリーフに手を突っ込み肛門に触れてきた鉄平に雄平が待ったをかける。
「なんだ?」
興奮しているので、少し苛ついた声だった。