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父子の夜
第10章 立ち入り禁止
 
鉄平はかける言葉が見つからずに黙ってしまう。
雄平に対してもそうだったが、頭の中が自分の事だけで周りが全く見えていないのだ。

「……それだけだ」
「……そっすか」

まだ気が立っていて『おめでとう』の一言も言えない。

田辺は買ってきた酒をじっと眺めた後、

「じゃあ、また明日」

と、去っていく。

鉄平は追いかけて田辺の腕を掴んだ。

「元子にも報告して、酒…飲みましょう」

照れくさそうな鉄平に田辺はニカッと笑って応えた。



晩メシのおかずだったはずの鶏の唐揚げは酒の肴となりテーブルに置かれた。

雄平は田辺にギュウッと抱き締められ、もみくちゃにされている。

鉄平は久々に酒を飲み酔っぱらって眠りについた。
熟睡したのはいつ以来だろう?
何も考えずに眠ったのはいつ以来だっただろう…。


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