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父子の夜
第11章 繋がる赤い糸
差し出された袋を雄平は受け取り、体を横に傾けて鉄平の背後を見ようとする。
しかし、鉄平は隠して見せてくれない。
「さ、中入ろう!」
照れたような顔つきの鉄平に押され雄平はドアを開けて中に入った。
テーブルに弁当の入った袋を起き、キッチンの床に散らばした宿題を纏める雄平。
その背後に鉄平が近づく……。
「雄平」
振り返ろうとした雄平の頬っぺたに何か固いモノが当たる。それをじっと横目で見る雄平。
でっかめのチンコだ。
ただ、鉄平のモノよりかは小さい。
雄平は青ざめた顔で体を反転させ鉄平の方を向いた。
「もう1つある」
その頬っぺたに当たったチンコの横にもう一つある。ごくごく普通のチンコ……成人男性の勃起時の平均サイズのチンコだ。
「これで、肛門拡げる練習するぞ、雄平」
鉄平の右手には鉄平のモノより少し小さめのディルドが握られている。所謂、大人の玩具というやつだ。
そして、左手にもディルドが握られている。こちらは右手のモノより一回り小さめなサイズだ。
雄平にもそれが偽物のオモチャだという事が解り、蒼白だった顔色は元に戻っていく。
「父ちゃんっ……」