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父子の夜
第11章 繋がる赤い糸
 
「雄平、チンコ舐めたいって思うのは別に悪い事じゃないんだぞ?ムラムラするのは男の証なんだ。オマエも歴とした男だった……ってだけだ。な?」

「……うん」

雄平はまだ俯いたままで元気はない。

「雄平」

鉄平は雄平の手を握っていた手を伸ばし、畳の上に転がるディルドを拾い上げた。

「コイツらは、まぁ…代用品だ。ほら、雄平の尻の穴に父ちゃんのチンポ入れたら……あんなコトになっちゃったろ……?」

あんなコト。
裂けて血だらけになり、完治まで1ヶ月かかったコト。

「だからな、徐々に慣らしてくためにコイツらに頑張ってもらうんだ」

雄平の頬をディルドで突っつく。

「……でもそれは肛門に関してだ。舐めるのは父ちゃんのチンポでも問題ないわけだろ?」

鉄平は雄平を更にきつく抱きしめる。体を密着させる事で自身のペニスを強調する。

「父ちゃんのより、こっちの方を舐めたいか?どうだ雄平?」

「父ちゃんの方がいいっ……父ちゃんのがいいよぉ……」

雄平は涙目で振り返る。

「だよな」と呟き、鉄平は雄平にキスをする。チュッと音を鳴らし、すぐに唇を離した。


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