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父子の夜
第11章 繋がる赤い糸
「雄平、来い」
雄平が位置を確認するため下を向くと、鉄平が口を大きく開けて大袈裟に舌を動かしていた。
それにはガチガチに緊張していた雄平も吹き出してしまう。
「何笑ってんだぁ、コラ!」
「だって父ちゃんが~っ」
鉄平の逞しい腕がクスクス笑う雄平の太腿を引っ張り、自身の顔の前へと尻を引き寄せた。
「雄平、舐めるぞ?」
「……うん」
しゃがみ込んだ雄平はドキドキする。
「んっ……」
まず尻臀にチュッと吸い付いた。いつもそうだ。鉄平はなかなかお目当ての場所を責めてこない。
それに雄平は焦らされて、いつも甘い声をあげてしまうのだ。
熱い舌が力強い一線を描きながら移動する。右の尻臀から左の尻臀へ肌を離れずに移動していった。
雄平はその舌の動きは勿論、他の場所にも注意を払う。鉄平が突然別の場所を責めてくるからだ。
ドクン…ドクン…ドクン…
緊張感が高まったその時……。
「あぁんッ…とっ…とぉちゃ……!!」
鉄平が雄平のペニスを玉袋ごと掴んだ。そして大きな掌で揉み拉く。
「ふぅ…んッ…んッ…」
「雄平、力抜けって。肛門びっちり閉じちゃってるぞ?」