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父子の夜
第11章 繋がる赤い糸
雄平は両手、両膝を畳に付けたまま背後の鉄平を見上げる。
「とぉちゃ…ん……」
四つん這いのままでいろ……とは一言も言われていない。それなのに雄平はそのままの体勢で潤んだ瞳を鉄平に向ける。
「大好き……」
まるで忠犬のように、真っ直ぐ鉄平を見つめて、
雄平は気持ちを伝える。
それに対し鉄平はいつもと同じく、
「父ちゃんもだよ」と笑って応える。
それが、御座なりなものでも雄平は嬉しい。心が満たされて幸せな気分になれるのだ。
「雄平、まだ舐めるぞ?」
「……うんっ」
鉄平はしゃがみ込むと、目の前の雄平の尻に唇を寄せた。
「…やっ…やあぁぁッ!!」
先ほど迄のゆったりした舌使いとは違い、荒々しく蠢く舌先が雄平のアナルを激しく責め立てる。
「と…とぉちゃあんッ…まっ…待ってぇ…!」
鉄平の唾液で光り輝くソコは、嬉しそうにヒクヒクと動く。
快感に穴が緩みかけては、雄平の理性がそれを阻止しようと肛門に力を入れる。その繰り返しだ。
もしもソコが物欲しそうに卑猥な口を開けたなら、鉄平は堪えきれずに雄平を犯してしまうかもしれない…。
でも、