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父子の夜
第11章 繋がる赤い糸
グッと一気に押し込まれ、雄平の体は硬直する。
「んッ……」
しかし、指一本くらいならもう余裕だ。あまり声も出さなくなった。ただ………、
「あああッ…くぅぅぅんッ…!!」
前立腺を擦りあげられると、雄平は体をエビ反りにし、大声をあげてしまう。
その雄平が反らした頭部を鉄平の大きな掌がガシリと掴む。
「ほら、ビンビンに勃ってんぞ?雄平」
グイッと後頭部を掴まれ顔を起こされると、雄平の視界には、自身のそそり立つペニスが映し出される。
心臓が脈打つように、ピコンピコンとペニスは揺れている。
「いま、気持ちよかったんだろ?だから大きくなってんだよ。わかるか?雄平」
雄平は頭の中が真っ白なまま、鉄平をじっと見つめて、ただ頷く。
「……まだわかってないみたいだな」
直腸に伸びる鉄平の指先がまたソコに触れた。
「いやあぁぁ…!と…父ちゃん…やめてぇ……!うっ…うっ」
自分が何者かに乗っ取られるような……、
そんな感覚がして雄平は泣き出してしまう。
それに焦ったのは鉄平だ。
見るからに感じているような反応だったのに、雄平は震えながら涙をポロポロこぼすからだ。