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フレンズ
第1章 フレンズ
ホテルの部屋で浩也と飲んで、
ベッドに入った。
隣りの、本来であれば私が寝るはずの部屋の、
ドアが開く音がした。
克巳と文香が戻ってきたのだろう。
バタンと扉が閉じる音。
壁に何かが当たる音。
物音がすべて、あの音のような気がして、
ドキドキしてしまう。
けれども日中の疲れもあって、
すとんと眠りに落ちてしまった。
気が付くと真っ暗な部屋に私は一人だった。
手元の照明の灯りを付けると、
他のメンバーに誘われて別の部屋に行く、と
サイドテーブルに浩也の書置きがあった。
再び照明を消し、布団に潜り込んだ。
しばらくすると鍵が開く音が聞こえ、足音が戻ってきた。
「おかえり…」
そう呟いて、寝返りを打つ。
頬を、温かい手のひらが触れてきた。
ぼんやりした頭で、なんて優しい手だろうと思う。
「浩…アタシは大丈夫だから、寝な」
手のひらが頬を包み、
唇に柔らかいものが触れてきた。
びくんと体が跳ね上がって、
ベッドから飛び起きた。
ベッドに体をのせて私に触れていたのは、
克巳だった。
ベッドに入った。
隣りの、本来であれば私が寝るはずの部屋の、
ドアが開く音がした。
克巳と文香が戻ってきたのだろう。
バタンと扉が閉じる音。
壁に何かが当たる音。
物音がすべて、あの音のような気がして、
ドキドキしてしまう。
けれども日中の疲れもあって、
すとんと眠りに落ちてしまった。
気が付くと真っ暗な部屋に私は一人だった。
手元の照明の灯りを付けると、
他のメンバーに誘われて別の部屋に行く、と
サイドテーブルに浩也の書置きがあった。
再び照明を消し、布団に潜り込んだ。
しばらくすると鍵が開く音が聞こえ、足音が戻ってきた。
「おかえり…」
そう呟いて、寝返りを打つ。
頬を、温かい手のひらが触れてきた。
ぼんやりした頭で、なんて優しい手だろうと思う。
「浩…アタシは大丈夫だから、寝な」
手のひらが頬を包み、
唇に柔らかいものが触れてきた。
びくんと体が跳ね上がって、
ベッドから飛び起きた。
ベッドに体をのせて私に触れていたのは、
克巳だった。