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フレンズ
第1章 フレンズ
夢中で指をしゃぶりながら、
下の唇では克巳を奥まで吸い付かんばかりに引き入れる。
「きっつ、はあはあ、紗奈ぁ、やばいよ」
粘膜が絡みつくように克巳を締め上げているのが、
自分でもわかる。
「でも…体が勝手に…んん、あぁっ…」
感じれば感じるほどに、
ナカがきゅうきゅうと狭くなってしまうのだ。
「だめだ、もう俺いく」
「アタシも…」
ぱんぱんと腰を打ち付けてぶつかり合う音と、
ちゅぱん、ぱしゃん、遅れて響く水音。
体の芯から全身に快感の波が押し寄せて、
私をのみこんで、さらっていく。
ホテルの天井が、
ゆっくりと遠くなる。
ベッドの真ん中が沈むように体が飲まれていく。
「克巳、克巳」
唇から大好きな人の名前が勝手にこぼれ出てしまう。
それは私が世界一好きな響きを持つ魔法の言葉。
呼ぶほどにとてつもない多幸感が私を包み込む、不思議な言葉。
目の前がハレーションを起こし、
がくがくと激しい震えの波にのみこまれた。
「紗奈ぁ、あっ…あっ…」
体を震わせて、克巳が果てる。
私のナカで。
ああ。
好きな人と結ばれるのって、
こんなに気持ちがいいものなのか。
明け方目を覚ますと、隣のベッドで克巳がすやすやと無防備に眠っていた。
無邪気な寝顔が、愛おしいけど、憎らしい。
私は、荷物をまとめてホテルを飛び出した。始発の電車を待って、新幹線で実家に帰った。
下の唇では克巳を奥まで吸い付かんばかりに引き入れる。
「きっつ、はあはあ、紗奈ぁ、やばいよ」
粘膜が絡みつくように克巳を締め上げているのが、
自分でもわかる。
「でも…体が勝手に…んん、あぁっ…」
感じれば感じるほどに、
ナカがきゅうきゅうと狭くなってしまうのだ。
「だめだ、もう俺いく」
「アタシも…」
ぱんぱんと腰を打ち付けてぶつかり合う音と、
ちゅぱん、ぱしゃん、遅れて響く水音。
体の芯から全身に快感の波が押し寄せて、
私をのみこんで、さらっていく。
ホテルの天井が、
ゆっくりと遠くなる。
ベッドの真ん中が沈むように体が飲まれていく。
「克巳、克巳」
唇から大好きな人の名前が勝手にこぼれ出てしまう。
それは私が世界一好きな響きを持つ魔法の言葉。
呼ぶほどにとてつもない多幸感が私を包み込む、不思議な言葉。
目の前がハレーションを起こし、
がくがくと激しい震えの波にのみこまれた。
「紗奈ぁ、あっ…あっ…」
体を震わせて、克巳が果てる。
私のナカで。
ああ。
好きな人と結ばれるのって、
こんなに気持ちがいいものなのか。
明け方目を覚ますと、隣のベッドで克巳がすやすやと無防備に眠っていた。
無邪気な寝顔が、愛おしいけど、憎らしい。
私は、荷物をまとめてホテルを飛び出した。始発の電車を待って、新幹線で実家に帰った。