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フレンズ
第1章 フレンズ
私までドキドキしてしまう。
夜は食事を兼ねた飲み会のあと、
それぞれの部屋で小さな飲み会を愉しんだ。
私と文香は、
克巳と浩也が宿泊する隣室にお邪魔して、
缶のカクテルを開けた。
お酒に弱い私は、さっそく、
克巳のベッドに横たわる。
確信犯だ。
「もうだめ…ここで寝かせて。おやすみ」
そう言って手をひらひらと動かした。
そうは言ったものの、
酔いも十分回っているのに、
なかなか眠りに落ちることができない。
「俺ももう寝るわ」
浩也が、自分の陣地のベッドに横になる。
「じゃあ文香、俺たちも隣の部屋で寝るか」
そう言って克巳と文香が立ち上がった気配がした。
ドアの音。
「あの二人、このあと、するんだ…」
心臓が破れそうに打った。息が苦しい。
涙が出そうになるのを押し留めようと、
ぎゅっと目を閉じた。
「紗奈…寝てる?」
夜は食事を兼ねた飲み会のあと、
それぞれの部屋で小さな飲み会を愉しんだ。
私と文香は、
克巳と浩也が宿泊する隣室にお邪魔して、
缶のカクテルを開けた。
お酒に弱い私は、さっそく、
克巳のベッドに横たわる。
確信犯だ。
「もうだめ…ここで寝かせて。おやすみ」
そう言って手をひらひらと動かした。
そうは言ったものの、
酔いも十分回っているのに、
なかなか眠りに落ちることができない。
「俺ももう寝るわ」
浩也が、自分の陣地のベッドに横になる。
「じゃあ文香、俺たちも隣の部屋で寝るか」
そう言って克巳と文香が立ち上がった気配がした。
ドアの音。
「あの二人、このあと、するんだ…」
心臓が破れそうに打った。息が苦しい。
涙が出そうになるのを押し留めようと、
ぎゅっと目を閉じた。
「紗奈…寝てる?」