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フレンズ
第1章 フレンズ
朝食を食べるため、メンバーはレストランのブッフェ会場に集まった。
なぜか克巳は一人で降りてきた。
「あれ、文香は?」
「朝飯いらないって」
そういう克巳もなんだか不貞腐れた感じだ。
「ねえ…何かあったの?文香大丈夫?」
「いや…ちょっと元気なくしちゃってる。俺もなんだけどね」
朝食後、バスに乗り込むと、文香は私の隣に座った。
「文香…克巳となにかあったの?」
「できなかったの」
「できなかった…」
「入らなかったの」
文香は言って顔を覆った。