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Call Girl
第4章 Call 4
(3)結果
子宮頸がんの検査をしてから2週間が過ぎた。
佳穂は結果を聞きにクリニックに行くことにした。
藤堂はそれを知って一緒に付いて来てくれるという。
佳穂はそれを断ったのだが藤堂はそれを聞かなかった。
タクシーを呼んで二人は後部座席に滑り込んだ。
もう季節は10月で日増しに寒くなっていた。
タクシーの料金を藤堂が支払ってくれた。
クリニックに入ると予約してあったので直ぐに名前を呼ばれた。
二人は一緒に診察室に入ってゆく。
年の離れた夫婦に見えなくもなかった。
診察室のドアを開けると大きな机を前にして椅子に座る初老の男性の医師が居た。
医師が話始める。
「検査の結果ですが、初期の子宮頸がんの疑いがあるようです。大学病院の紹介状を書きますので大学病院でもう一回検査をして、今後の治療を相談してください」
それを聞くと藤堂は青ざめていた。
医師は紹介状を書いてくれた。
その大学病院はS医大病院だった。
佳穂の自宅から2駅先のところにある大学病院である。
佳穂は自分がガンになったと知っても動揺しなかった。
何故か、気持ちは落ち着いていた。
むしろ、藤堂の方が心配になるくらいだった。
初期であれば5年生存率は90%以上である。
子宮頸がんの検査をしてから2週間が過ぎた。
佳穂は結果を聞きにクリニックに行くことにした。
藤堂はそれを知って一緒に付いて来てくれるという。
佳穂はそれを断ったのだが藤堂はそれを聞かなかった。
タクシーを呼んで二人は後部座席に滑り込んだ。
もう季節は10月で日増しに寒くなっていた。
タクシーの料金を藤堂が支払ってくれた。
クリニックに入ると予約してあったので直ぐに名前を呼ばれた。
二人は一緒に診察室に入ってゆく。
年の離れた夫婦に見えなくもなかった。
診察室のドアを開けると大きな机を前にして椅子に座る初老の男性の医師が居た。
医師が話始める。
「検査の結果ですが、初期の子宮頸がんの疑いがあるようです。大学病院の紹介状を書きますので大学病院でもう一回検査をして、今後の治療を相談してください」
それを聞くと藤堂は青ざめていた。
医師は紹介状を書いてくれた。
その大学病院はS医大病院だった。
佳穂の自宅から2駅先のところにある大学病院である。
佳穂は自分がガンになったと知っても動揺しなかった。
何故か、気持ちは落ち着いていた。
むしろ、藤堂の方が心配になるくらいだった。
初期であれば5年生存率は90%以上である。