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Call Girl
第4章  Call 4

「ありがとうございます」

そう言うと二人は女医に頭を下げた。
その後は、医師に任せる事になり、二人は病院を後にした。

佳穂は夜中に目を覚ました。
麻酔が切れたのだ。

まだ、頭はボーっとしていたが意識はハッキリしていた。
手術は終わったのか、と思っていた。

麻酔が切れると少し痛みを感じた。
耐えられない様な痛みではなかった。

看護師が様子を見に来てくれる。

「樋口さん、目が覚めましたか?気分はどうです?」
「はい、大丈夫です。でも、少し痛みがあります」

「そうですか。鎮痛剤を点滴に入れますね。何かあったらまた呼んでください」
「はい、わかりました」

そう言うと微笑んで見せるのだ。
佳穂はまた少し眠った。

術後の経過も順調だった。
佳穂は日に日に元気を取り戻していった。

それから10日間の時間が過ぎていった。
佳穂が退院する日が来たのだ。藤堂が迎えに来てくれる。

退院するときに女医からこう言われた。

「今回の手術で子宮は全摘出しましたが、膣は残っているので性交渉は可能です。しかし感染症になるリスクも高くなりますので複数のパートナーとのセックスは避けてください」

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