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Call Girl
第1章  Call 1

佳穂にとって高橋は今日1人目の客だった。
この後、ホテルに行くのだろうと思っていた。

だが、何時になっても高橋は店を出ようとは言わなかった。
佳穂は聞いてみた。

「高橋さん、今日はどうするんですか?ホテルには行きます?」

高橋はそれを聞くと少し笑ってこう言った。

「今日も、食事と飲みだけでいいよ…」
「え?それでは、悪いです…」

「いや、悪くはないよ。客の俺がそう言ってるんだから」

確かにそうである。
客自身が決める事であった。

「今日もゆっくり食べて飲もう…」

高橋はそう言った。
佳穂はその言葉を聞いて微笑んだ。

「もちろん、今日の料金も全額支払うから心配しなくていいから…」
「そうですか」

「ああ、俺がこう言ってるんだから気にするな…」

それを聞くと佳穂はまた微笑んだ。

今夜もこうして二人は楽しく食事をして飲んだのである。

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