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Call Girl
第1章 Call 1
5階で降りた。
駐車場へと向かう。
いくつもの車が並んでいる中、1台のBMWに高橋は近づいてゆく。
キーを押すと「ピコン」と音がして車のロックが解除された。
「さ、乗って」
「はい」
佳穂は車のシートに滑り込んだ。
シートは全て革張りで出来ていて座り心地がとても良かった。
「シートベルトして」
「はい」
佳穂がそう言うと高橋は車を出した。
くるくると車は駐車場を回りながら下ってゆく。
佳穂は目が回るのではないかと、思っていた。
車は駐車場のゲートをくぐり外に出た。
橋を渡って246へと車は走ってゆく。
車は厚木方面へと向かってゆく。
窓を開けると日差しが眩しくて心地よい風が吹いていた。
藤が丘を過ぎ、青葉台に車は走っていった。
青葉台で246を降りると東急百貨店が見えてきた。
その東急百貨店を通り過ぎ、駅前の交差点を真っ直ぐに進む。
その道を暫く走ると一軒の中華料理屋が左に見えてくる。
中華料理屋の駐車場に車を停めた。
「さ、着いたよ。降りて」
「はい」