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Call Girl
第1章 Call 1
江田の駅前まで歩いて20分くらいだった。
緩やかな坂道を登ってゆく。
登りきると緩やかな下り坂になっている。
その下り坂を下り切ると246に出てそれを渡る。
江田の駅前のバスロータリーに出た。
そのバスロータリーに見覚えのあるBMWが1台停まっていた。
その車から高橋が出てきて佳穂に近づいてきた。
「やぁ、久しぶりだね。元気だった?」
「はい、元気です。で、今日は貸し切りですか」
「そうだよ。今日は1日俺と一緒にいるんだ」
「わかりました、それでどこに行きますか?」
「ホテルに行こう、港北インターの側のホテルだよ」
この言葉を聞くと佳穂はこの日が来たか…と思っていた。
「さ、乗って…」
高橋に促されながら車のシートに滑り込んだ。
2回目に乗るのだが、やはり座り心地が良いと思っていた。
車は港北インターに向かって走ってゆく。
途中、畑などがあり、のどかな風景も見られた。
車はラブホがある一角に入っていった。
ここのラブホは露天風呂やサウナなどが付いている部屋があった。
ジャグジーなどはもちろん付いていた。
部屋での食事などの注文もできたのである。