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Call Girl
第1章 Call 1
高橋はタバコをくゆらせながら興味深く佳穂を見た。
「その話、続きが聞きたいね…」
「いいわよ。その前にギムレットのお替りを頼んでくれる?」
そう言われると高橋はカウンター越しのバーテンダーにギムレットを注文した。
バーテンダーは注文を受けるとシェイカーを振った。
そして、ギムレットをカクテルグラスにその液体を注ぎ込んだ。
「どうぞ…」
そうバーテンダーは言うと佳穂の目の前のコースターにそれを乗せた。
「ありがとう」
佳穂はバーテンダーにそう微笑みかけて答えた。
「で、話の続きは?」
そう言われると佳穂は微笑みテーブルに片肘をついて手を頬に添えて話始めた。
「そうね、あれはとても暑い夏の日のことだった。私達二人は彼の家のエアコンが効いた部屋にいて、ベッドに二人で横になっていたの。自然とキスをしていったわ。初めてのキスだった。人の唇がこんなにも柔らかいとは思ってもいなかった」
そう言うとギムレットを少し飲んで喉を潤した。
尚も話し続ける。
「お互いに身体を求め合った。激しくキスを繰り返していった。彼は私の乳房をわし掴みにして揉みくだしていった。私はそれに反応して喘ぎ声をあげたわ。でも、隣の部屋には彼の弟が居て部屋で勉強していた。だから余り声は出せなかったの」
佳穂はちょっと切なそうな表情をした。
また、話し始める。