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Call Girl
第1章 Call 1
(8)報酬
佳穂はこの日渋谷にある藤堂聡のマンションに来ていた。
そのマンションは渋谷の道玄坂を上がったところにあった。
今日は報酬を取りに来ていたのである。
クラブプリマヴェーラでは報酬を銀行振り込みにはしていない。
毎回、まとめて現金で手渡されるのである。
藤堂のマンションは4LDKだ。
事務所兼自宅として使っている。
そのリビングのソファーに深く腰を下ろし珈琲を佳穂は飲んでいた。
藤堂が話しかけてくる。
「佳穂ちゃん、今回は本当にお疲れ様。高橋さんからの貸し切りもあるから今回の報酬はかなりの額だよ。頑張ったね」
そう言うと現金が入った封筒を佳穂に手渡した。
その封筒は微かに重さを感じた。
佳穂は封筒を受け取りながらこう言った。
「うん、そうね…」
そう言うと佳穂は微笑む。
そして続けてこう言う。
「高橋さんの事だけど、これから指名があっても断って欲しいの」
「え?なんで?」
「高橋さんと一緒に居ると本気になってしまう…」
「それは、良くないな」
佳穂はこの日渋谷にある藤堂聡のマンションに来ていた。
そのマンションは渋谷の道玄坂を上がったところにあった。
今日は報酬を取りに来ていたのである。
クラブプリマヴェーラでは報酬を銀行振り込みにはしていない。
毎回、まとめて現金で手渡されるのである。
藤堂のマンションは4LDKだ。
事務所兼自宅として使っている。
そのリビングのソファーに深く腰を下ろし珈琲を佳穂は飲んでいた。
藤堂が話しかけてくる。
「佳穂ちゃん、今回は本当にお疲れ様。高橋さんからの貸し切りもあるから今回の報酬はかなりの額だよ。頑張ったね」
そう言うと現金が入った封筒を佳穂に手渡した。
その封筒は微かに重さを感じた。
佳穂は封筒を受け取りながらこう言った。
「うん、そうね…」
そう言うと佳穂は微笑む。
そして続けてこう言う。
「高橋さんの事だけど、これから指名があっても断って欲しいの」
「え?なんで?」
「高橋さんと一緒に居ると本気になってしまう…」
「それは、良くないな」