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Call Girl
第2章 Call 2
その出会い系サイトの女性の殆どがサクラだった。
佳穂にそのサクラの写真を撮らせろと言ってきたのだった。
「ええ、私にできる事なら…」
「なら、決まりだな。担当者紹介するから」
そう言うと担当者と名乗る男がやって来た。
そして、佳穂に名刺を渡した。
その名刺には「鈴木小太郎」と書かれてあった。
もちろん、偽名である。
「じゃ、佳穂さん、頑張って来てな」
黒崎はちょっとおかしそうに笑っていた。
佳穂は小太郎と名乗る男の後に付いて行った。
すると、風俗で使うような小部屋に案内された。
その、小部屋の中には色々な衣装が置いてあった。
そのコスプレの様な衣装をとっかえひっかえ着替えて写真撮影をするようだった。
小太郎が話す。
「佳穂さん、その衣装を着て中にあるカメラの前で微笑んで見せてください。そしたら僕が写真撮りますから」
「はい、分かりました」
そう言うと佳穂は小部屋に入っていった。
色々な種類の衣装が置いてあった。
その中から普通に見える洋服を選んで着てみた。
出会い系の写真なのだ。
コスプレではない方がいいだろうと思っていた。