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Call Girl
第2章 Call 2
二人は個室に通された。
和服を着た女性店員がオーダーを取りに来た。
「お酒は何飲む?」
「ビールでお願いします」
「じゃ、俺は日本酒で。それとかにすきのコースを頼む」
それを聞いた女性店員はオーダーを受けて部屋を出ていった。
黒崎が話す。
「コールガール以外の仕事だって楽しいだろう?つか、コールガールやってて辛くないのか?」
佳穂は黒崎も高橋と同じことを聞いてくるのだな、と思っていた。
「いえ、別に辛くはありません。私はコールガールしか仕事はしたことがないので」
「そんな仕事辞めて俺の所に来いよ」
「お気持ちは嬉しいのですが、私には無理です」
その言葉を聞くと黒崎はちょっと悲しそうな顔をした。
そうこうしていうるうちに料理が運ばれてくる。
かにすきのコースだった。
焼きガニ、刺身、かにすき鍋が並ぶ。
二人は飲み始めた。
すると、部屋のふすまの向こうから黒崎を呼ぶ小太郎の声が聞こえてきた
写真を撮ってくれた小太郎が部屋に入ってきた。
「黒崎さん、これ佳穂さんの今日のバイト代です」
そう言うと黒崎に封筒を渡した。