この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Call Girl
第2章 Call 2
二人はメニューを眺めている。
そこには美味しそうなエスニック料理が並んでいた。
「飲み物は何にする?」
「私、コロナビールがいいわ」
「じゃ、俺もそれにしようか」
そう話すと店員を呼んでオーダーしていった。
料理もその時に一緒に頼んだのだ。
店員はオーダーを受けると店の奥へと消えていった。
程なくするとコロナビールが運ばれてきた。
コロナビールの瓶の口にはライムが挟まっていた。
そのライムを瓶に押し込んで飲むのである。
佳穂はそのコロナビールの瓶にちょっとぽっちゃりとした赤い唇を近づけて一口飲んだ。
「あぁ、美味しい…」
「旨いか?」
「ええ、とっても」
佳穂はそう言うと微笑んだ。
その顔を見ると黒崎はとても嬉しそうだった。
黒崎が話始める。
「佳穂、お願いがあるんだけど聞いてくれるか?」
「え?お願い?」
「あぁ、そうだ」
「なに?」