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Call Girl
第2章  Call 2

二人はメニューを眺めている。
そこには美味しそうなエスニック料理が並んでいた。

「飲み物は何にする?」
「私、コロナビールがいいわ」

「じゃ、俺もそれにしようか」

そう話すと店員を呼んでオーダーしていった。
料理もその時に一緒に頼んだのだ。

店員はオーダーを受けると店の奥へと消えていった。
程なくするとコロナビールが運ばれてきた。

コロナビールの瓶の口にはライムが挟まっていた。
そのライムを瓶に押し込んで飲むのである。

佳穂はそのコロナビールの瓶にちょっとぽっちゃりとした赤い唇を近づけて一口飲んだ。

「あぁ、美味しい…」
「旨いか?」

「ええ、とっても」

佳穂はそう言うと微笑んだ。
その顔を見ると黒崎はとても嬉しそうだった。

黒崎が話始める。

「佳穂、お願いがあるんだけど聞いてくれるか?」
「え?お願い?」

「あぁ、そうだ」
「なに?」


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