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Call Girl
第2章 Call 2
こんなコールガールしかしたことが無い女が幸せになっても良いのだろうか。
そう思っていたのだ。
それに、毎回違う男とセックスした後のエクスタシーを考えていた。
相手が黒崎だけになってしまったら、そのエクスタシーも感じられなくなってしまう。
そんな事を考えていた。
すると黒崎が話しかけてくる。
「この前の写真のバイトだけど、小太郎が凄く喜んでたぞ」
「え?何故ですか?」
「佳穂、お前最後に自分の服に着替えるときにワンピの背中のファスナーが上手く上げられなくて小太郎に頼んだだろ?」
「ええ、確かに頼みました」
「とても綺麗な肌をしていてそれを見られて良かったって小太郎が言ってたぞ」
そう言うと黒崎は笑うのだ。
佳穂はそれを聞いてやはり笑ったのだ。
楽しい時間だと佳穂は思っていた。
だが、時間も気にしていたのだ。
今日、黒崎はホテルに行くだろうか。
そう考えていたのだ。
そして、こう聞いてみた。
「黒崎さん、今夜ホテルはどうします?」
「え?今夜も飯だけでいい。金は全額支払うから…」
そう言うと黒崎はガパオライスを頬張っていた。
今夜も何事もなく過ぎていったのだった。