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Call Girl
第2章 Call 2
(7)報酬
今日、佳穂はまた渋谷にある藤堂のマンションに来ていた。
報酬を受け取りに来たのである。
藤堂は先日の佳穂の事を気にかけていた。
黒崎の死を知った時の佳穂の事を思っていたのだ。
客とは言え同じ人間である。
それも一度は肌を触れ合った仲なのだ。
衝撃を受けるのは当たり前だと言えよう。
「佳穂ちゃん、大丈夫?」
「ええ、大丈夫よ。少しだけ落ち着いたわ。でも、まだ信じられなくて…」
そう言うと声を少し震わせていた。
佳穂は黒崎との事を藤堂に話始める。
「藤堂さん、実は黒崎さんから、俺と一緒になってくれ…て言われてたの」
「え?そうだったのか?」
「ええ、でも返事も出来ずに彼は死んでしまった…」
「そうだったのか…」
藤堂はそれを聞くとやるせないという顔をした。
尚も話始める。
「私、黒崎さんから一緒にならないか、って言われた時は迷ったわ。でも、その後黒崎さんとセックスした後に、彼の寝顔を見てそれもいいかも?って思ったの…」
「そうだったんだね…」
藤堂はそう言うと黙ってしまった。
今日、佳穂はまた渋谷にある藤堂のマンションに来ていた。
報酬を受け取りに来たのである。
藤堂は先日の佳穂の事を気にかけていた。
黒崎の死を知った時の佳穂の事を思っていたのだ。
客とは言え同じ人間である。
それも一度は肌を触れ合った仲なのだ。
衝撃を受けるのは当たり前だと言えよう。
「佳穂ちゃん、大丈夫?」
「ええ、大丈夫よ。少しだけ落ち着いたわ。でも、まだ信じられなくて…」
そう言うと声を少し震わせていた。
佳穂は黒崎との事を藤堂に話始める。
「藤堂さん、実は黒崎さんから、俺と一緒になってくれ…て言われてたの」
「え?そうだったのか?」
「ええ、でも返事も出来ずに彼は死んでしまった…」
「そうだったのか…」
藤堂はそれを聞くとやるせないという顔をした。
尚も話始める。
「私、黒崎さんから一緒にならないか、って言われた時は迷ったわ。でも、その後黒崎さんとセックスした後に、彼の寝顔を見てそれもいいかも?って思ったの…」
「そうだったんだね…」
藤堂はそう言うと黙ってしまった。