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Call Girl
第3章  Call 3

「じゃ、シェアして食べよう」
「そうね」

こうして二人で話していると佳穂は黒崎の事を少し忘れられるのであった。

「何飲む?」
「私は、カルーアミルクがいいな」

佳穂がそう言うと伊藤はこう言ってきた。

「昼間からカルーアミルクかい?」

そう言うと笑うのだ。

「じゃ、僕はジンジャエールにしよう」

伊藤は店員を呼びオーダーしてくれる。
店員はオーダーを取ると店の奥へと姿を消した。

店は段々と込み具合が激しくなってきた。
二人は会話をしていても余り聞き取れない程に周りがうるさかった。

そうこうしているうちに、飲み物が運ばれてくる。
二人はグラスを傾けながらこう言った。

「よろしくね」

佳穂は微笑みかけてくる。
その微笑みを見ると伊藤は何故だか癒されるのを感じていた。

佳穂が話す。

「伊藤さんは、彼女さんはいないのですか?」
「うん、先日別れたばかりなんだ」


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