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Call Girl
第3章 Call 3
「そうだったんですか」
佳穂はちょっとマズイ事を言ってしまったかな。
と、思っていた。
「彼女にさ、新しく男ができてさ。それで別れたんだよ」
伊藤はちょっと苦しそうにそう言ってきた。
伊藤は何か考えている様であった。
そして、こう話した。
「佳穂さん、暫く僕の恋人になってくれないかな?」
「え?恋人ですか?」
「うん、レンタル彼女みたいなものだよ。レンタル彼女とはセックスはできないけどね」
そう話すと伊藤は笑った。
佳穂は別に構わないと思っていた。
現に、そういうお客は多いのだ。
伊藤も例外ではなかった。
佳穂はこう言った。
「いいですよ」
「良かった。じゃこれからは佳穂って呼んでいい?」
「ええ、構いませんよ」
その言葉を聞くと伊藤は安心した様だった。
話しをしている間に料理が運ばれてくる。
カルパッチョにショートパスタ、ピザが並ぶ。
二人は仲良くシェアしながら食べていく。