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Call Girl
第3章 Call 3
二人掛けのちょっと狭い感じがするテーブルに通された。
シシリー自体がそんなに広い店ではない。
とてもこぢんまりとした店なのだ。
赤いチェックのテーブルクロスがとても可愛らしさを感じさせてくれる。
二人はコロナビールを頼んだ。
ライムをビンの口に押し込むとそれを飲んだ。
二人はカルパッチョやラザニア、ペンネやピザを注文した。
ラザニアはトマトソースが効いていて美味しかった。
ペンネはちょっとピリッとしていて刺激的だった。
二人は食事を堪能した。
食事が済むとクラブへと行くのである。
佳穂はクラブに行くのは生まれて初めてだった。
伊藤が言ってくる。
「佳穂はクラブは初めて?」
「ええ、初めて」
「初心者向けのクラブにいこうか」
「そうね、それがいいわ」
伊藤はそう言うとクラブ911に佳穂を連れて行った。
ここのクラブなら初心者でも安心して過ごせる。
店に入るとカウンターがあり、ちょっと背の高い丸いテーブルにスツールがあった。
伊藤は丸いテーブルに案内してそこに佳穂を座らせた。
「佳穂、飲み物はなにがいい?」
「そうね、ジンライムがいいな」