この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Call Girl
第3章 Call 3
「分かった。買ってくるから待ってて」
「うん、ありがとう」
そう言うと伊藤はカウンターバーの方に消えてゆく。
佳穂は物珍しそうに店内を見ていた。
外資系の会社が六本木は多いからだろうか。
外国人の客が多く目についた。
佳穂がスツールに腰かけて待っていると二人の若い女性が近寄って来た。
話しかけてくる。
「ひとりですか?」
「いえ、連れが居ます」
「じゃ、その人と一緒に4人で飲んでもいいですか?」
「ええ、構いませんよ」
そう答えると佳穂は微笑んだ。
そんな会話をしていると伊藤が飲み物を持ってテーブルに帰って来た。
「佳穂、この二人の女性はどなた?」
「今、知り合いになったばかりよ」
そう言うと佳穂は笑った。
伊藤はそれを聞くと嬉しそうにこう言う。
「じゃ、4人で愉しく飲んで踊ろう」
4人は出逢いに乾杯をした。
伊藤は若い女性二人にこう尋ねた。
「名前はなんていうの?」
「私はヒロミです。彼女はエミ」