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Call Girl
第3章  Call 3

「分かった。買ってくるから待ってて」
「うん、ありがとう」

そう言うと伊藤はカウンターバーの方に消えてゆく。
佳穂は物珍しそうに店内を見ていた。

外資系の会社が六本木は多いからだろうか。
外国人の客が多く目についた。

佳穂がスツールに腰かけて待っていると二人の若い女性が近寄って来た。
話しかけてくる。

「ひとりですか?」
「いえ、連れが居ます」

「じゃ、その人と一緒に4人で飲んでもいいですか?」
「ええ、構いませんよ」

そう答えると佳穂は微笑んだ。
そんな会話をしていると伊藤が飲み物を持ってテーブルに帰って来た。

「佳穂、この二人の女性はどなた?」
「今、知り合いになったばかりよ」

そう言うと佳穂は笑った。
伊藤はそれを聞くと嬉しそうにこう言う。

「じゃ、4人で愉しく飲んで踊ろう」

4人は出逢いに乾杯をした。
伊藤は若い女性二人にこう尋ねた。

「名前はなんていうの?」
「私はヒロミです。彼女はエミ」


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