この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Call Girl
第3章 Call 3
年齢は二人とも24歳くらいだった。
女性に年齢を聞くのはなんだろうか、と思った伊藤はそれを聞かなかった。
ヒロミがちょっと興味津々に聞いてくる。
「お二人は恋人同士さんですか?」
それを聞いて伊藤は答える。
「そうだね。恋人同士だね」
そう言うと伊藤は佳穂を見て笑うのだ。
尚もヒロミは聞いてくる。
「お姉さんは何でそんなに色っぽいんですか?」
「え?そんなに色っぽくはないわ」
「十分に色っぽいですよ。女から見てもそう思うもん」
ヒロミはそう言うと笑いながら持っているグラスを口に運んだ。
ヒロミとエミは甘いカクテルを飲んでいる様だった。
確かに佳穂はとても色気のある女性である。
可愛らしさの中に色気もあったのだ。
伊藤が誘ってきた。
「佳穂、踊ろうか」
「え?私、踊れないし、どう踊ったらいいのか分からないわ」
「大丈夫だよ。音楽に合わせて身体を揺らせばいいんだ」
「私にできるかしら?」
「できるから、おいで」