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Call Girl
第3章  Call 3

否が応でも二人のテンションは上がってゆく。
青山一丁目から都営大江戸線に乗り麻布十番で降りた。

すでに麻布十番に降りると大勢の人で溢れかえっていた。
麻布十番納涼まつりは15時から21時まで行われている。

麻布十番商店街には沢山のお店や出店で賑わうのだ。
ステージ10-BANGではバンド、ゴスペル、ダンス、コメディなど多彩なショーを愉しめる。

祭り会場の中心部なので、屋台の食べ歩きでも楽しい音楽が聞こえてくるのだ。
獅子舞などもやっていて見ているととても楽しい。

二人は商店街を人ごみの中ブラブラと歩いてゆく。
途中、いくつもの出店があり、その出店なども見て歩いた。

どの出店も懐かしいものばかりだった。
ヨーヨー売りや綿あめ、りんご飴にお面などが並ぶ。

佳穂は初めてだったのでどれも新鮮に感じた。
ステージ10まで行き、ダンスなどのパフォーマンスなどを見て回る。

時間が経つごとに人は多くなってゆく。
二人は商店街をもみくちゃにされながら歩いて行った。

途中、綿あめを売っている出店があった。
そこで二人は綿あめを買い食べ歩きをして商店街を回っていった。

二人は恋人同士の様に手を繋いで歩いた。
傍から見たら本当のカップルに見えたことだろう。

佳穂は伊藤と一緒に居ると楽しいと思っていた。
今まで経験したことが無い場所などに連れて行ってくれるからだ。

17時頃になると益々人が溢れてくる。


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