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Call Girl
第3章 Call 3
「あぁ、美味しい…」
「本当に美味しいな。こう暑いと余計に旨く感じるな」
「そうね」
佳穂はそう言うと微笑んだ。
伊藤が聞いてくる。
「今日の祭りはどうだった?」
「ええ、愉しかったわ。伊藤さんと一緒に居ると初めての事ばかりよ」
そう言うとまた微笑むのだ。
その微笑む姿を見ると伊藤は心から癒されるのだった。
そんな会話をしているうちに料理が運ばれてきた。
ビーンズのカレーにラム肉のカレーにナンだった。
佳穂はそのカレーの香辛料の香りを嗅ぐとお腹が鳴るのを感じた。
その音を伊藤に聞かれてしまう。
思わず伊藤はそのお腹の音に笑ってしまった。
伊藤が言ってくる。
「佳穂、そんなにお腹空いてたの?」
「え?恥ずかしい…」
佳穂は顔を赤らめた。
「早く食べよう」
「うん…」
二人はそう話すとナンにカレーを付けて食べ始めた。
佳穂はその初めてのカレーの美味しさに驚いたのだ。