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Call Girl
第3章 Call 3
「今日は1日貸し切りだよ。いいかい?」
「はい、藤堂さんから聞いています」
「なら、良かった」
今日の伊藤はいつになく上機嫌だった。
佳穂を1日貸し切りにできたからだろうか。
1日貸し切りだとすると今夜伊藤とセックスをすることになるだろう。
そう、佳穂は思っていた。
「彼女と別れてからセックスができなくなった」と話していた伊藤が元気になったのか。
と、佳穂は思っていたのだ。
伊藤が聞いてくる。
「佳穂、これからランチに行こうか?」
「はい、いいですよ」
「じゃ、学大でも有名なハンバーグステーキを食べに行こうか?」
「はい」
佳穂はそう言うと微笑んだ。
その微笑む姿が見たくていつも伊藤はいい店を探してくれている様だった。
伊藤が探してくれたハンバーグステーキ店は駅からそう遠くない場所にあった。
駅から歩いて5~6分位のところである。
予約を入れていたのであろう。
店に着くと直ぐに窓際の席に通された。
ウェイターが水を持ちオーダーを取りに来た。
「佳穂は何にする?ここの店はハンバーグが旨いんだ」
「じゃ、その美味しいハンバーグにするわ」