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エビアンの朝
第1章 エビアンの朝
「そのエビアン、俺にも貰えますか」
「いいよ。やっぱり二日酔いにはキンキンに冷やしたミネラルウォーターがいちばん…よね……え?」
「同感です。ああ、目が回る」
「…えっ、えっ?」

 気だるい声でソファーからのっそり起き上がったのは…

「ええっ?!き、きみは」
「おはようございます。俺も飲みすぎました」
「ななな、なっ、なんでどうしてきみがここにっ!?」

 お持ち帰りされたんじゃない。わたしが同僚のイケメンをお持ち帰りしたんだ。

 ハッと目を下ろすと、サックスブルーのブラとショーツの上に、お揃いのキャミソールだけという自分の体。
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