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S-Horror
第4章 輪廻
常套句でありこれ以上ない脅し文句だった。
女は震えることしかできなかった。
男はナイフをちらつかせたまま更なる闇に引きずり込んでいく。

男は女を抱き込んだまま階段を下りていく。
ドアを開ける軋んだ音がした。
女は突き飛ばされて、お腹を何かにぶつけて手をついた。

「お願いです…助けてください……」

暗闇の中で振り向き、懇願した。
男は何も答えない。
カチッとした音と共にオイルの焼ける匂いがした。
蒼白い炎が灯った。
それが近づいてくる。
灯りの中にまたナイフが伸びてきた。

「上がれ…」

後ろ手についていた台の上に女は上っていった。
火のついたままのオイルライターが台の隅に置かれると、そこがビリヤードの台の上だと知る。
ラシャの上にドスッとナイフが突き立てられた。
カチャカチャとベルトを外す音がしている。

「スマホを出せ…」

女性はコートのポケットからスマホを取り出した。

「ライトを点けろ…」

端的な冷たい男の口調に女性は言われる通りにした。
点けたライトが男を照らす。
男は勃起させた男根を露にしていた。

「やめて…お願い…お願いします……こないでください……許して……」

取り上げられたスマホのライトが女を照らす。
怯えた顔を照らし続け、台の上を後退去った。
男は台に上ってくる。
ライターは床に落とされ自然と火が消えていた。

ラシャの上に伏せる形でスマホを置かれる。
天井を照らすライトにぼんやりと辺りを見渡せた。
カウンターが見える。
今は営業していないようなプールバー?
男は突き立てていたナイフを握っていた。

「ほんとに嫌…お金、お金ならあげますから…助けて…助けてください……」

女は泣きながら訴えてきた。
男は何も言わずに女のコートのボタンを外していく。

「脱げ…」

「嫌です…許してください……」

次の瞬間、女は大きな悲鳴を上げた。
店内に響き渡る悲鳴はすぐに泣き咽ぶ声に変わる。

「脱げ…」

頬から血を流す女は従っていった。

全裸にするまで反対の頬にも斬りつけた。
女は啜るように泣き続ける。
どうでもいいと男は右手にナイフを握ったまま、女の膝を割っていく。

「嫌です…やめてください…お願いです…助けてください……」

言っても逃げるわけでもない。
恐怖で身体は動かない。

大して濡れてもいない穴にあてがっていった。
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