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S-Horror
第1章 月光
「怜奈っ…」

【止まれ、止まってくれっ…】

止まらない。
掴んだ腕は折れた箇所から肉を裂き、骨が飛び出しているのに…返り血を浴びて尚…
俺は叩きつける音を派手に立て、怜奈は離さないときつく締めつけてきた。

【やめろっ、やめてくれっ…離してくれっ…】

汗?
あんなに振り乱していた髪が濡れているのか、頭皮にぴったりとへばりついている。
俺はようやく腕を離した。
でも腰はずっと止まらない。
叩きつけるほどに折れた腕が無造作に跳ね上がる。

【俺は誰とセックスしてるんだ?…怜奈…怜奈だよな…】

濡れた頭に手を伸ばした。
掌にべっとりとした感触が伝わる。

「…ぃいったぃっ…痛いよっ……アキラぁっ……」

女の声、怜奈の声とは思えない。
地の底でくぐもったような不気味な声だった。

怜奈がゆっくりと振り向いてくる。
月明かりに照らされた俺の手は真っ黒なペンキに染まったように濡れていた。

その手の先に見えた彼女は…
皮膚ごと剥がれた頭皮から頭蓋が覗いていた。
俺を見つめる瞳は眼球が瞼から飛び出ている。
白目に紫と朱い血管が走り…黒目は漆黒に塗り潰されたように闇色をしていた。

「…っぁあっ…誰っ…怜奈はぁっ…」

紫色した唇が…吐血した血の跡を残した唇が動いていく。

「…怜…奈だよ…私が……アキラと…セックスしてるのに……変…なの……」

【違うっ…怜奈はこんな化け物なんかじゃないっ…】

探しに行かなきゃならない。
突き飛ばして、怜奈を見つけてやらなきゃだめなのに。

【何でこんなに気持ちいいんだ…腰が止まらない…】

射精感が込み上げてくる。
誘発するように膣道がうねり、締めつけ…蜜壺全部で揉み扱かれていくようだった。

「逝きそう…なんでしょ…わ…たし…もっ……きて…っ…この…ままっ……わた…死の……中に……っ……」

【怜奈の中に…愛する怜奈の中に……】

「ぁあぁっ…怜奈っ…出すっ…出すぞっ……うぉぉっ…」

そのまま、性器同士を押しつけ合いながら射精していた。
何度も何度も締めつけられ、搾り取られていくようで…俺は射精の最中、意識を失っていった。

「ア…キラ…観たの…かって聞い…たよね……視てた…よ……地…面に落ちる瞬…間まで……落ち…てからも……アスファルトに血…が流れ拡がると…ころも……これか…らもずっとア…キラを傍で…視…てるよ……」
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