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Squall(スコール)〜ボクっ娘は雨に濡れて拾われる
第10章 雨女
「ああそうだ」
……それって、もしかして。
「あのう」
「なんだ」
「そのう。ぜんぜんしてないんですか?」
「なにを」
「エッチです」
「ああ。前におまえを抱いてから、ぜんぜんだ」
「……そうなんだ。征也さん、モテそうなのに」
上背があって肩幅が広く、締まった身体つきで、顔立ちも整っている。目つきが鋭く厳ついのが近寄りがたい雰囲気だが、そういうタイプが好みの女性も多い。
「なんというか、恋愛とか駆け引きとかがめんどくさいんだわ」
「ふうん」
「そういうのが俺の商売なんだがな。自分ではぜんぜんだ」
「えっ、商売……?」
「それはな」
言いかけてから小さく「チッ」と舌打ちした。
「めんどくせえからあとで話す。今はおまえを……」
ダルそうな声で吐き捨て、シズカの肩を抱いてソファーに押し倒した。大人しく目をつむったシズカのジーンズを脱がそうとする。
……キスはしてくれないのね。
期待していたのにはぐらかされた彼女が目を開けたら、彼と目が合った。
「大丈夫だ。ちゃんとゴムを着けるからよ」
「……うん」
……それって、もしかして。
「あのう」
「なんだ」
「そのう。ぜんぜんしてないんですか?」
「なにを」
「エッチです」
「ああ。前におまえを抱いてから、ぜんぜんだ」
「……そうなんだ。征也さん、モテそうなのに」
上背があって肩幅が広く、締まった身体つきで、顔立ちも整っている。目つきが鋭く厳ついのが近寄りがたい雰囲気だが、そういうタイプが好みの女性も多い。
「なんというか、恋愛とか駆け引きとかがめんどくさいんだわ」
「ふうん」
「そういうのが俺の商売なんだがな。自分ではぜんぜんだ」
「えっ、商売……?」
「それはな」
言いかけてから小さく「チッ」と舌打ちした。
「めんどくせえからあとで話す。今はおまえを……」
ダルそうな声で吐き捨て、シズカの肩を抱いてソファーに押し倒した。大人しく目をつむったシズカのジーンズを脱がそうとする。
……キスはしてくれないのね。
期待していたのにはぐらかされた彼女が目を開けたら、彼と目が合った。
「大丈夫だ。ちゃんとゴムを着けるからよ」
「……うん」