この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Squall(スコール)〜ボクっ娘は雨に濡れて拾われる
第10章 雨女
「……は……ぅ……ス……スカートとかを履いても……征也さんの……好みなら……あぁ……」

 途切れがちに、喘ぎまじりに提案したら、スミカの足を撫で回していた手が止まった。

「俺に言われたからって、簡単に自分のスタイルを曲げるんじゃねえよ」
「は?」
「ボーイッシュなストリート系スタイルがおまえの生き様なんだろうがよ」
 
 生き様なんて大袈裟なものじゃない。なんとなく楽だからだ。

 決まった住まいもなく、その日その日で行きずりの男に金で買われ、どこかのホテルや男の小汚い部屋で一夜を過ごし、相手が見つからないときは知り合いや友人のアパートの狭い部屋に泊めてもらう。そういう生活に合っているからに過ぎない。

 そうでなければ、スミカだってオシャレをしたい。それに、女がボクなんて言うなって否定したくせに、勝手な人だ。

 スミカはそう思った。怖いから文句は言わないでおく。
 
「だが……そうだな。スカートを履いたおまえもかわいいかもな」
「……はぁ?」
「うん。きっとかわいいぞ」
「……ぷ、あはは」
 
 コロコロ変わる彼の発言に呆れたものの、急に可笑しくなって吹き出してしまう。
/58ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ