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ex-girlfriend
第6章 彼女との結婚〜家族になる
目が覚めると、彼女が居なかった。
彼女の側の枕や布団は、
軽く整えられている。


あの日、目が覚めて、
彼女が消えたことを思い出して、
焦りながら階下に降りると、
美味しそうな匂いと楽しそうな声がキッチンから聴こえてきて、
安心なあまり、身体中が緩んでしまう感覚がした。


僕は少し慌てていたんだろう。


キッチンに入ると、
彼女と母親が楽しそうに並んで料理をしていて、
ゆっくり僕の方を振り返った。


「おはようございます」と母親と彼女が声を合わせるように言って、
それが可笑しかったみたいで、
二人は声を上げて笑った。


「早起きなのね?
お父さん、読んで来てくれる?
多分、庭で素振りしてるから」


ん?
素振り?
ゴルフかな?

と思いながら勝手口にあったサンダルを突っ掛けて庭に出ると、
案の定、真剣な顔で素振りをしていた。



「おはよう。
ご飯の支度、出来るみたいだよ」

「おっ。
そうか。
お前、最近ゴルフは?」

「銀行辞めてからは、行ってないな」

「そうか」

「今の仕事は接待とかないしね」

「こっちも接待なんてないよ。
運動しろって病院で言われて、
これくらいしか、やってないしな」と言って、
照れ臭そうに笑う父親は、
なんか、可愛いと思って、
こっちも照れ臭くなってしまって、
そのまま返事もしないで勝手口に戻った。
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