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ex-girlfriend
第7章 元カノはもう居ない
先に離れのような小さな家が庭先に建てられた。

そこは、母親の茶室と僕達の仕事部屋と父親の書斎みたいなモノが入った平屋だった。


納戸もあって、
残したい家具をそこに避難させてから、
母屋の取り壊しと建築のフェーズになって、
僕達は手狭なその平屋からまた、マンションに戻って、
両親は一時的に茶室の一部屋を寝室にして、
仮住まいをすることになった。


「こんな狭い処で二人で過ごすなんて、
新婚以来だわ?」と母親がクスクス笑うと、

「和室もなかなか落ち着くな」と父親が言った。


水屋っていう小さめの台所では、そんなに料理も出来ないようで、
両親がこっちのマンションに遊びに来て、
泊まることも多くなった。


建て替えの現場に、
ヘルメットを被って立ち会う彼女が心配で、
僕と父親はオロオロすることもあったりしたけど、
お腹が大きい彼女は全然平気な顔で、
職人さん達と話をしたり、
テキパキと指示を出したりしていた。


途中、出産をして、
退院してからは、
ほぼ、両親は一緒にマンションに滞在してくれて、
あれこれ手伝ってくれたりした。


梅雨とかで少し工期が伸びたりして、
ようやく建て替えが終わって新居に入れたのは秋だった。


僕のマンションは売却して、
僕達もその家に入った。


子供はちょうど、
ハーフバースデーってことで、
お祝いしたりして、賑やかな引っ越しになった。
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