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ex-girlfriend
第3章 僕の結婚

結局、その後、
彼女からも彼女のお母様からも連絡はなかった。
何度か彼女の携帯に電話をしてみても、
大抵、電波が繋がらない所にいるか電源が入っていないというメッセージが流れるだけだった。
一度だけ繋がったことがあったけど、
声も聴けないまま、電話は切れてしまって、
その後はやっぱり電話は繋がることはなかった。
彼女と結ばれることはない。
そう思ったら、
なんかもう、どうでも良いやという気持ちになってしまった。
姉貴のだらしない状況や、
祖母の重篤な病気のこともあり、
早く結婚して、孫の顔を見せて欲しいと祖母と母から涙ながらに言われて、
祖父の旧友の孫だというコと見合い結婚をすることになった。
なかなかご立派な家の娘で、
綺麗で大人しいコだった。
大人しいというより、
ほとんど話をしないようなコだと気付いたのは、
結婚した後だった。
それでも、
姉貴と違って僕はキチンと仕事をして、
妻を養って、
そのうち、孫の顔を祖母に見せてやることになるんだろうと、
ぼんやり考えながら仕事に没頭していった。
妻と妻の母親から強く言われて、
あちらの家からの資金援助もあって、
新築のマンションを買って始めた新婚生活だったけど、
とにかく、残業やら接待で連日午前様。
土日も接待ゴルフとか、諸々で、
家に居る時間は、本当に寝に帰るだけ。
疲れ切って死んだように眠るから、
妻を抱くことはなかった。
っていうか、結婚式の夜、
思いっきり、拒否されて、
正直、どうしたものかという気持ちで、
隣り合った別々のベッドで眠る日々だった。
それで、どんどん歯車が狂っていくように、
二人の距離が離れていくのを感じた。
あれは、僕のせいだったのか。
彼女からも彼女のお母様からも連絡はなかった。
何度か彼女の携帯に電話をしてみても、
大抵、電波が繋がらない所にいるか電源が入っていないというメッセージが流れるだけだった。
一度だけ繋がったことがあったけど、
声も聴けないまま、電話は切れてしまって、
その後はやっぱり電話は繋がることはなかった。
彼女と結ばれることはない。
そう思ったら、
なんかもう、どうでも良いやという気持ちになってしまった。
姉貴のだらしない状況や、
祖母の重篤な病気のこともあり、
早く結婚して、孫の顔を見せて欲しいと祖母と母から涙ながらに言われて、
祖父の旧友の孫だというコと見合い結婚をすることになった。
なかなかご立派な家の娘で、
綺麗で大人しいコだった。
大人しいというより、
ほとんど話をしないようなコだと気付いたのは、
結婚した後だった。
それでも、
姉貴と違って僕はキチンと仕事をして、
妻を養って、
そのうち、孫の顔を祖母に見せてやることになるんだろうと、
ぼんやり考えながら仕事に没頭していった。
妻と妻の母親から強く言われて、
あちらの家からの資金援助もあって、
新築のマンションを買って始めた新婚生活だったけど、
とにかく、残業やら接待で連日午前様。
土日も接待ゴルフとか、諸々で、
家に居る時間は、本当に寝に帰るだけ。
疲れ切って死んだように眠るから、
妻を抱くことはなかった。
っていうか、結婚式の夜、
思いっきり、拒否されて、
正直、どうしたものかという気持ちで、
隣り合った別々のベッドで眠る日々だった。
それで、どんどん歯車が狂っていくように、
二人の距離が離れていくのを感じた。
あれは、僕のせいだったのか。

