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ex-girlfriend
第3章 僕の結婚

翌朝、目が覚めると、
既に妻は着替えも終わっているようで、
昨夜のことなんて何もなかったような顔で、
「おはようございます」と小さい声で言った。
あれ?
夢だったんだろうか?
と思いながら、
「おはよう」と答えて、
慌てて着替えてダイニングに朝食に降りた。
朝は食欲がないという妻は、
小鳥のようにヨーグルトとフルーツを食べて、
コーヒーを飲みながら、
ガツガツと朝からたくさん食べる僕をつまらなそうな顔で観ていた。
後から、そんな様子も、
動物的で気持ち悪いと言われたけど、
まさか、そんなことを考えてるなんて思いもよらなかった。
そのまま新婚旅行に向かった。
フランスとイタリアのパッケージのツアーだった。
移動も多くて新婚旅行と退職した夫婦ばかりのツアーで、
移動しては慌ただしく観光して買い物をして食事をするようなものだったから、
自由時間も少なくて、
ヘトヘトになりながら夜はバタンキューだった。
部屋はツインルームばかりで、
それは妻か妻の母親がそうしたんだろう。
パリで一夜だけダブルベッドの部屋になった時、
妻は非常に驚いてツアーガイドに何かを言っていたようだったけど、
部屋は変わることはなかった。
新婚だしな…と思って、
二人並んで横になった後、
そっと彼女にキスをしようとしたら、
凄い力で突き飛ばされてベッドから落ちそうになって唖然とした。
それで、僕は溜息をついて、
部屋の小さいソファで座りながら寝た。
あんまり寝れなくて、
翌朝、欠伸をしながらエントランスに降りたら、
「お若いからお盛ですな」と、
禿げたオヤジに言われて、
一瞬、何のことかと思った後、かなりイラっとした。
という訳で、何もないまま帰国して、
仕事仕事の日々に戻っていった。
同居はしてるけど、
ロボットみたいな妻との生活に少しずつ慣れていった。
既に妻は着替えも終わっているようで、
昨夜のことなんて何もなかったような顔で、
「おはようございます」と小さい声で言った。
あれ?
夢だったんだろうか?
と思いながら、
「おはよう」と答えて、
慌てて着替えてダイニングに朝食に降りた。
朝は食欲がないという妻は、
小鳥のようにヨーグルトとフルーツを食べて、
コーヒーを飲みながら、
ガツガツと朝からたくさん食べる僕をつまらなそうな顔で観ていた。
後から、そんな様子も、
動物的で気持ち悪いと言われたけど、
まさか、そんなことを考えてるなんて思いもよらなかった。
そのまま新婚旅行に向かった。
フランスとイタリアのパッケージのツアーだった。
移動も多くて新婚旅行と退職した夫婦ばかりのツアーで、
移動しては慌ただしく観光して買い物をして食事をするようなものだったから、
自由時間も少なくて、
ヘトヘトになりながら夜はバタンキューだった。
部屋はツインルームばかりで、
それは妻か妻の母親がそうしたんだろう。
パリで一夜だけダブルベッドの部屋になった時、
妻は非常に驚いてツアーガイドに何かを言っていたようだったけど、
部屋は変わることはなかった。
新婚だしな…と思って、
二人並んで横になった後、
そっと彼女にキスをしようとしたら、
凄い力で突き飛ばされてベッドから落ちそうになって唖然とした。
それで、僕は溜息をついて、
部屋の小さいソファで座りながら寝た。
あんまり寝れなくて、
翌朝、欠伸をしながらエントランスに降りたら、
「お若いからお盛ですな」と、
禿げたオヤジに言われて、
一瞬、何のことかと思った後、かなりイラっとした。
という訳で、何もないまま帰国して、
仕事仕事の日々に戻っていった。
同居はしてるけど、
ロボットみたいな妻との生活に少しずつ慣れていった。

