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ex-girlfriend
第3章 僕の結婚
最初は、元妻は、一体なんで結婚したんだろうという、
相手を責めるようなことばかり考えていた。

まるで、給料を運んでくる自動ATMみないな僕。
ロボットみたいに反応しないし、会話もしない妻。


そして、そのうち、僕だって同じだということに気付いた。


結ばれなかった大好きな彼女の結婚を知って、
もうどうでもいいやという気持ちで、
愛情もないのに周りに言われるまま結婚した。

そりゃ、相手もそれに気付くだろうし、
傷つくだろう。

おまけに、その後は元妻からしたら別のオンナのSNSをコソコソとチェックしてる状況。


彼女も僕も、酷かった。

それが結論。


最初は、僕が被害者みたいに思ってたけど、
僕も充分、酷かった。


でも、僕に対して気持ち悪いと言って拒否したことは、
ちょっと酷過ぎるんじゃないかと思った。

あれは結構、傷ついたよ。


機会があったら理由を訊きたいと一瞬思ったけど、
いや、そんな機会は永久に来ないだろうなと思った。



それに、離婚でかなり会社での居心地は悪くなった。
何しろ、上司に仲人を頼んだからな。


この感じだと、
何処かに飛ばされるかな?

行ったこともない地方なのか。



そう思いながらも、
仕事だけはこなしていってた。

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