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ex-girlfriend
第4章 彼女の結婚

「その頃かな?
インスタで美穂ちゃん、見つけたのは…。
美味しそうなご飯とか、お菓子とか、観てたよ」
「それ、実家の写真ね?
母に作ってた」
「てっきり、旦那さんに作ってると思ってたから、
ヤキモチやいてたな」と言うと、
美穂ちゃんがクスクス笑った。
「その後、布オムツとか、
なんだか柔らかそうでフワフワしたモノを載せてたから、
赤ちゃんが出来たんだなと思って…」と言った瞬間に、
しまったと思った。
彼女が身体を震わせながら唇を噛み締めて涙を堪えているのを観て、
慌てて強く抱き締めた。
「あの写真も、実家で撮ったのよ…」と言いながらも、
彼女の震えは止まらない。
何処かに行ってしまいそうで怖くて、
僕は必死に彼女を繋ぎ止めようと抱き締めた。
「なんで、家を追い出されたの?
しかも、子供、取られて…」と言うと、
彼女は少し躊躇った後、初めて僕にその理由を口にした。
そして、僕はその話に打ちのめされた。
インスタで美穂ちゃん、見つけたのは…。
美味しそうなご飯とか、お菓子とか、観てたよ」
「それ、実家の写真ね?
母に作ってた」
「てっきり、旦那さんに作ってると思ってたから、
ヤキモチやいてたな」と言うと、
美穂ちゃんがクスクス笑った。
「その後、布オムツとか、
なんだか柔らかそうでフワフワしたモノを載せてたから、
赤ちゃんが出来たんだなと思って…」と言った瞬間に、
しまったと思った。
彼女が身体を震わせながら唇を噛み締めて涙を堪えているのを観て、
慌てて強く抱き締めた。
「あの写真も、実家で撮ったのよ…」と言いながらも、
彼女の震えは止まらない。
何処かに行ってしまいそうで怖くて、
僕は必死に彼女を繋ぎ止めようと抱き締めた。
「なんで、家を追い出されたの?
しかも、子供、取られて…」と言うと、
彼女は少し躊躇った後、初めて僕にその理由を口にした。
そして、僕はその話に打ちのめされた。

