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ex-girlfriend
第4章 彼女の結婚
「実家の母が落ち着いたからって、
夫の家に入った日の夜にね。
私が…初めてじゃなかったから許せなかったんですって。
自分だって初めてじゃないくせにね。
まあ、あの年齢で初めてだったら、怖いけど」と言って、
ひっそりと笑った。


「それで、自分の妻に相応しくないって、
翌日には追い出されたの。
もうびっくりしちゃった。
それなのにね。
その、たった一夜で妊娠しちゃったの。
そりゃ、そうよね。
何しろ、生理の周期とか、排卵日とか、
きちんと把握してたんだもの。
でも、追い出された訳だし、
このまま、離婚するだろうと思って、
実家で独りで育てていこうと決めたの。
母も、育児を手伝ってくれるって言ってくれたし。
お腹に子供が居る時は幸せだったな。
毎日、子供のことを想って…」


僕は情けないことに泣いちゃってて、
彼女の顔を観れずにいた。


「出産は、逆子が治らなかったから帝王切開になっちゃって、
しかも予定日より三週間早かったから、
ちょっと小さく産まれたけど、
元気に育ってくれて、
凄く毎日、楽しかったの。
でも…。
1ヶ月健診で病院に行った時、
何故かそこに夫が知らない男性とやってきて、
子供を連れ去ったの。
びっくりして、警察を呼んで、夫の家に行ったら、
『妻が里帰り出産をしたまま、帰って来なくて、
出生届にも私の名前を書かずに提出したようなので、
弁護士を通して届出の修正をさせているところだから』と言って、
『民事不介入ですよね?
お帰りください』って警察の方を追い返して、
私には、何で子供のことを黙ってたんだと詰って、
育児はここでするようにって、
軟禁されるように、
その家に閉じ込められたの。
それで、母にも連絡取らせて貰えなくなって、
携帯の充電器も持ってなくて、携帯は使えなくなって。
家からも出して貰えなくて、
ずっと見張られてたんだよ?」と力無く笑った。
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