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ex-girlfriend
第5章 消えた彼女

「僕も…、好きだったコが他のオトコと結婚して、
どうでも良いやと思って、
親の勧めるまま、結婚したから、
かえって、失礼なことだったし、
申し訳なかったと思ってる」と言って、
元妻に頭を下げた。
元妻は、
「知ってたよ?」と笑った。
「えっ?」と言うと、
「結婚式の後、ホテルで眠ってる時、
『美穂ちゃん』って言いながら、
寝てるくせに泣いてたもん。
コソコソ携帯観てたのも知ってた。
でも、電話とかはしてなかったよね?」
「もう、会うことも出来ないって思ってたからね」
「今はどうしてるの?
その、美穂ちゃん…」
「旦那さんと子供が亡くなって、
独りになってるよ」
「だったら、再婚出来るね?」
「んー、どうだろう?
そうしたかったけど、
居なくなったんだ。
会えなくなって…。
きっと、僕が君にも酷いことしたりした罰を受けてるのかもしれないな」
「そんなことないよ。
私も酷かったもん。
でも、自分の気持ちに素直になったら、
すごく、物事が単純に進むようになったよ?
彼女と結婚して、
幸せになるの。
だから、あなたも、幸せになって欲しい。
それだけ、言いたかったの」
元妻にそんなことを言われて、
なんだか不思議な気持ちになった。
お互いに許された感じがした。
そんなことを、また、彼女宛のメッセンジャーに書いてみた。
どうでも良いやと思って、
親の勧めるまま、結婚したから、
かえって、失礼なことだったし、
申し訳なかったと思ってる」と言って、
元妻に頭を下げた。
元妻は、
「知ってたよ?」と笑った。
「えっ?」と言うと、
「結婚式の後、ホテルで眠ってる時、
『美穂ちゃん』って言いながら、
寝てるくせに泣いてたもん。
コソコソ携帯観てたのも知ってた。
でも、電話とかはしてなかったよね?」
「もう、会うことも出来ないって思ってたからね」
「今はどうしてるの?
その、美穂ちゃん…」
「旦那さんと子供が亡くなって、
独りになってるよ」
「だったら、再婚出来るね?」
「んー、どうだろう?
そうしたかったけど、
居なくなったんだ。
会えなくなって…。
きっと、僕が君にも酷いことしたりした罰を受けてるのかもしれないな」
「そんなことないよ。
私も酷かったもん。
でも、自分の気持ちに素直になったら、
すごく、物事が単純に進むようになったよ?
彼女と結婚して、
幸せになるの。
だから、あなたも、幸せになって欲しい。
それだけ、言いたかったの」
元妻にそんなことを言われて、
なんだか不思議な気持ちになった。
お互いに許された感じがした。
そんなことを、また、彼女宛のメッセンジャーに書いてみた。

