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ex-girlfriend
第5章 消えた彼女

「お部屋はチェックインしてるの?
一緒のお部屋でも良かったかもだけど、
ちょっと狭いから。
今夜はそれぞれの部屋にする?」と言われて、
「えっ?
それはないでしょう?
せっかく、ようやく会えて、
プロポーズも受けて貰ったから、
一緒に過ごしたいよ」と言うと、
「判った。
ちょっと待ってて?」と言って立ち上がるので、
僕も慌てて立ち上がった。
ラウンジの伝票に、ルームナンバーを書いてスタッフに渡して、
スタスタと彼女はフロントに行くと、
フロントのスタッフに流暢な台湾語であれこれ言っているようだった。
それで、見晴らしの良い上層階の広めのツインルームに二人、移動することになったようだった。
荷物を開いてなくて良かったと思ったけど、
彼女の方は、
「ちょっと荷物を片付けないといけないから…。
手伝ってくれる?」と言って、
二人、手を繋いでエレベーターホールに向かった。
エレベーターには他のお客さんとかも居たから、
流石にキスは出来なかったけど、
彼女の部屋に入った瞬間、
我慢出来なくて、抱き締めてキスをした。
情熱的というより、
お互いの存在を確認し合うような、
優しくて、永遠に続くようなキスをしながら、
髪や背中をそっと撫でた。
「息が苦しくなっちゃう…」と彼女が喘ぐように言うので、
抱き上げてベッドまで運んで横たわらせると、
上に重なりながらそっと額や両頬、そして唇にキスをした。
安心したのか、
僕は涙を流してしまっていた。
一緒のお部屋でも良かったかもだけど、
ちょっと狭いから。
今夜はそれぞれの部屋にする?」と言われて、
「えっ?
それはないでしょう?
せっかく、ようやく会えて、
プロポーズも受けて貰ったから、
一緒に過ごしたいよ」と言うと、
「判った。
ちょっと待ってて?」と言って立ち上がるので、
僕も慌てて立ち上がった。
ラウンジの伝票に、ルームナンバーを書いてスタッフに渡して、
スタスタと彼女はフロントに行くと、
フロントのスタッフに流暢な台湾語であれこれ言っているようだった。
それで、見晴らしの良い上層階の広めのツインルームに二人、移動することになったようだった。
荷物を開いてなくて良かったと思ったけど、
彼女の方は、
「ちょっと荷物を片付けないといけないから…。
手伝ってくれる?」と言って、
二人、手を繋いでエレベーターホールに向かった。
エレベーターには他のお客さんとかも居たから、
流石にキスは出来なかったけど、
彼女の部屋に入った瞬間、
我慢出来なくて、抱き締めてキスをした。
情熱的というより、
お互いの存在を確認し合うような、
優しくて、永遠に続くようなキスをしながら、
髪や背中をそっと撫でた。
「息が苦しくなっちゃう…」と彼女が喘ぐように言うので、
抱き上げてベッドまで運んで横たわらせると、
上に重なりながらそっと額や両頬、そして唇にキスをした。
安心したのか、
僕は涙を流してしまっていた。

