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第6章 彼女との結婚〜家族になる

「蟹のおこわでも、食べに行きましょうか？」と、
電話で予約してくれた。

そして、また、タクシーで移動する。


すごい老舗らしくて、
クリスマスシーズンの週末で物凄く混んでいたけど、
かなり良い席に座らせて貰った。


「このビール、美味しいんですって？
18日間しか飲めないフレッシュなヤツ。
私は飲めないけど…」と勧められて、
台湾ビールの日本では見たことのない種類を小さいコップで飲んだ。


「確かに飲みやすくて美味しいね？
あ。
大丈夫！
手酌するからさ」と言いながら、
マイペースでビールを飲んで、
彼女が選んでくれた料理を美味しく食べた。


店でタクシーを呼んで貰ってホテルに戻って、
ラウンジで締めにクリスマスの乾杯することにした。

彼女はノンアルコールのカクテルにして、
「メリークリスマス！」と言って乾杯をしてると、
ピアニストが、
「お二人に！」と言って、
リストの「愛の夢第三番」を弾いてくれた。



「凄く素敵なクリスマスになったわね？」と言って、
彼女は嬉しそうに笑った。