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嘘つきは恋の始まり
第3章 つ
息をのむってこのことか!
と改めて思うほど息をのんだ。
一瞬。
本当に一瞬だけ、私のほうが覚醒するのが早かった。
野口さんの横をすり抜け
思いっきり走った。
「チコちゃん!」
後ろで声が聞こえたけど
エレベーターから降りる人の波に助けられて
私はなんとか逃げ切ったらしい・・・・
なにこれ・・・・
マジでやばかった。
金曜日の話から
私の不倫相手が社内だと勘ぐられたら・・・
もし・・・
もし、私と桐生さんの関係に気づいたら。
桐生さんの出世が危なくなっちゃう。
野口さん。ごめん
私もこの会社でした~なんてのんきに告白するわけにいかないんだよ・・・・
と改めて思うほど息をのんだ。
一瞬。
本当に一瞬だけ、私のほうが覚醒するのが早かった。
野口さんの横をすり抜け
思いっきり走った。
「チコちゃん!」
後ろで声が聞こえたけど
エレベーターから降りる人の波に助けられて
私はなんとか逃げ切ったらしい・・・・
なにこれ・・・・
マジでやばかった。
金曜日の話から
私の不倫相手が社内だと勘ぐられたら・・・
もし・・・
もし、私と桐生さんの関係に気づいたら。
桐生さんの出世が危なくなっちゃう。
野口さん。ごめん
私もこの会社でした~なんてのんきに告白するわけにいかないんだよ・・・・